「あなたの為なのよ」と言う人

あなたの為なのよという人は信用ならない。

自分の親でもあってだ。

 

この言葉を言う人は見返りを求めている。

「あなたの為なのよ」この言葉の後に続く本音とは

・私に感謝してね

・私に何か返してね

・あなたをコントロールしたい

 

本当の優しさは相手に気付かれないようにするものだ。

相手に気付かれなくても、相手に優しくしたい。

それが無償の愛なのに

「あなたの為なのよ」という言葉で恩を着せたがっている。

あなたの為と言いつつ、結局は自分の為なのだ。

 

母と子供の関係でもよく使われる。

まともな母親なら、この言葉を使っても問題にならないが

毒親はこの言葉を使って子供をコントロールしようとする。

毒親にとっては、自分の意図を気付かれないようにできる都合の良い言葉。

 

この言葉を聞いたら要注意。

 

自分の親は「あなたの為なのよ」という言葉に加えて

「感謝しろ」

「有難いと思え」

この言葉のコンボだった。

 

子供の頃、これらの言葉聞いて育った人は

”自分はありのままでは愛されない”

”自分は愛されるに値する人間ではない”

”自分は特別な事をしなければ愛されない”

といった自己否定の精神で育つ。

こういった精神がベースにあるので

燃え尽き症候群やワーカーホリックになりがちになる。

 

子供は無償の愛を受けないとまともな精神に育たないのに

常に見返りを求める愛を注がれてしまっては

自分は愛されないと感じ、精神的に不安定になる。

見返りを求める親は、もともと誰も愛せない。

彼らも子供の頃の愛情飢餓があり、アダルトチルドレンなのだ。

精神が子供のまま大人になった人が子供を持つと地獄。

愛せないのだから、常に見返りを求めた行動をとり

いつまでも満たされない愛情飢餓を抱える。

このような親が毒親になり、子供が幸せになると

妬んで、その幸せを壊そうとしてしまう。

これは自分の中の子供が嫉妬しているからだ。

逆に、精神が成熟した人が子供を持つと幸せになる。

子供に無償の愛を注いで、その愛に自分も満たされる。

 

子供を持つべきではない親が子供を育てると

不幸の種が広がるだけだ。